2016年7月16日土曜日

幸福は日々の中に。

『幸福は日々の中に。』イメージフォーラムで観て来た。鹿児島行きたくなった。グッドネイバーズジャンボリーにも。鹿児島市内の住宅街の一角にある「しょうぶ学園」という知的障がい者施設を映し出した73分の映画。
普通って何?多様な人が生きやすい社会をなんていうけど、そんな社会いつになったら実現するのか?だったらいま、生きやすい場所をつくって、そこにきてもらいたい、といったようなことを話す台詞が心にのこった。
「「普通」という曖昧な海を泳いでいるみんなへ。僕たちは、彼らに社会の秩序というものを教える立場ではない。彼らから精神的な秩序を学ぶべきだ」これは学園長の福森伸さんの言葉。
ここは障がいを持つ人があるがままでいられる場所。好きな手仕事をしながら、叫ぼうが歌おうが一日中ぼんやりしていようが、衝動の全てを肯定してくれるという。クラフト作品をつくったり、音楽をやったり、踊ったり、おそば屋さんやカフェを運営したり、それがどれもこれも、独特の味がありクオリティがめちゃめちゃ高い。いろんなものが、絶妙なバランスで成り立っているんだろうなと思う。
鹿児島は、ボーイスカウト発祥の地でもあり、コミュニティの中で人を育てる薩摩藩伝統の縦割り教育「郷中(ごじゅう)教育」というものがあるそうです。そんな鹿児島のなかで「しょうぶ学園」は地元の市民球団みたいな存在で、ついサポートしたくなる集団なのだそう。すてきだーーー。


2016年7月14日木曜日

社会的インパクト評価の実践による人材育成・組織運営力強化調査

内閣府の「社会的インパクト評価の実践による人材育成・組織運営力強化調査」という取り組みの対象事業者の一団体としてマドレボニータは「社会的インパクト評価の実践」に取り組みます。

団体として社会的インパクト評価をしなければならないことはずっと前から意識していたものの、自力ではなかなかその余裕がなく着手できずにいました。今回このような機会をいただき、内閣府と新日本有限責任監査法人のみなさまに伴走していただき、スーパーバイザーとしてパブリックリソースセンターの岸本幸子先生についていただけるという心強い体制で、2月の成果発表と3月の最終インパクトレポート提出まで、短い期間ではありますが、調査に取り組みます。

社会的インパクト評価とは、団体の活動のアウトプットだけでなく、そのアウトカムを定性的定量的に調査して評価するという取り組みです。つまり、何人の受益者を生み出したかだけでなく、その受益者にどんなポジティブな変化がもたらされたか、その団体の活動によって社会がどんなふうに変化したか、といったことをちゃんと追いかけて調査し報告することです。

これからインパクト評価に取り組む団体のロールモデルになれるよう、その調査のプロセスも、考察しながら、発信していきたいとおもいます。この動画は一昨日行われた事前研修会の様子で、マドレボニータからは6人のスタッフが参加しました。



このあと7月中に第2回研究会があり、ロジックモデル作成と評価するアウトカムの特定をし、指標と測定方法を検討し評価デザインをつくっていきます。この研究会には、なんと事務局スタッフ全員が参加します。地方や海外在住のスタッフも。社会的インパクト評価はそれだけ重要度が高く、スタッフひとりひとりの業務にも密接に結びついているということです。

スタッフ全員参加というのは、新日本有限責任監査法人のご担当者からは求められてはいなかったのですが、この調査の目的や意義を早い段階で団体内部に共有することはとても大事なのではないか、それもトップダウンの報告ではなく、こういったワークショップ形式の場にスタッフも同席してディスカッションに参加することが大事なのではないかということで、こちらからお願いして広い会議室を用意していただきました。これも、今後インパクト評価に取り組む団体も活用できるかもしれない知見として、その効果なども見ていきたいと思います。

このプロジェクトを担当しているマドレ事務局次長の太田智子と話していたのですが、やはりこういう取り組みに一番必要なのは「伴走者の存在」であり、報告会などの発表の機会が用意されていること、というのが、スタートしてみての実感です。インパクト評価をしなくてもいい団体というのは、ないと思いますし、これからますます当たり前に求められる取り組みだと思うので、これからインパクト評価をしていきたい団体が参考になるような情報を蓄積して発信していければと思います。やってみてつまずいたところ、うまくいったところ、色々出てくると思います。マドレボニータの公式ブログなどでも、研究会の報告や調査の結果などなど記録してアーカイブしていきます。


2016年7月5日火曜日

さとにきたらええやんアフタートーク

最近もっとも心揺さぶられた作品『さとにきたらええやん』あさって7/7(木)18:50の回の後、重江良樹監督とのアフタートークに登壇させてもらえることになりました。



マドレボニータつながりの人にも是非みてもらいたい。「さと」の子たちに出会ってほしい。

本作は、日雇い労働者の町として知られる大阪の釜ヶ崎で、38年間続く子どものための施設「こどもの里」を追いかけたドキュメンタリーです。先週、西成出身の俳優赤井英和さんとラッパーSHINGO★西成さんのトークの回を観に行ったのですが、赤井英和さんは、映画を観終わって、しみじみと一言。「子どもは私たちの宝」。映画を観たらその言葉の意味がわかります。SHINGO★西成は「いろんな速度で歩く人を許してくれる街」「過去を捨てても生きていける街」と西成のことを語り、唄いました。

この映画の舞台である「こどもの里」で働いていたことがある、Homedoorの小林くん曰く、大阪市の西成はあらゆる社会問題の先進地域と言われる場所で、高齢化、雇用、福祉、ホームレス、子どもの貧困などの様々な社会問題が、狭い地域の中に集中している、その中で何十年も活動している「こどもの里」は一見の価値有り、とのことです。

綺麗事ではない多様性、包摂、血縁を超えた家族、生きづらさをサバイブすることのリアルがスクリーンからすごい迫力を持って迫ってきます。リンク先の予告編だけても観てみてください。

6月から公開してきたポレポレ東中野での上映は、来週7月15日(金)まで。あと2週間で東京公開は終了になります。これ以降は東京での上映予定はないそうです。この機会にぜひ。

また、小学生以上のお子さんいるかたは、ぜひご一緒に。子どもたちにもみてもらいたいと、ポレポレでは「小中高500円」という破格の価格設定をしています。

2016年6月20日月曜日

Homedoor活動報告会


公志園で一緒だったホームレス支援のHomedoor が東京で初めての活動報告会をするというので参加してきました。公志園関係の人にもたくさん会えました。


川口加奈ちゃん、小林くん、松本さんから、昨年度の成果と、今年度の目標の報告があり、後半はHomedoor を経て路上脱出したおっちゃんの生の声を聴くセッション。

路上から脱出するプロセスの中でHomedoor のスタッフが丁寧にコミュニケーションをとり、アパートを借りるところまで何度も声掛けをして励まして、その後押しがあったからこそできたことだとおっちゃんも話していて。ここまで深くがっつり食い込んでコミュニケーションとっていく彼らの姿勢を本当に尊敬するし、おっちゃんたちの力を信じるからこそできることだと心底感動した。


懇親会では小林くんと一緒に『さとにきたらええやん』の宣伝もしてきました(^o^)/

2016年6月19日日曜日

HEART&DESIGN for ALL

青山学院大学の美しいキャンパスで行われたHEART&DESIGN for ALL シンポジウム。障がい、LGBT、女性、様々な視点からの多様性のお話。主催の東京新聞の小野里さん(マドレOG)に、ぜひお話してほしいと光栄なお声掛けいただき登壇いたしました。



このシンポジウムで様々な立場から語られる一人一人の存在の尊さということに感動しながら、その尊いひとりひとりの人生の「スタート」である赤ん坊の時期に、その生を命がけで授けた女性の産後の心身のケアがもっと重要視され、それをみんなで支えられるよう、婚姻血縁に閉じた密室ではなくもっと開いたコミュニティのなかで助け合って子育てしていけたらという話をし、「手作りの公」として運営してきた産後ケアバトン制度でうまれている助け合いのコミュニティやその営みについてお話しました。


グッド・エイジング・エールズの松中権さんが見せてくれた「OUT IN JAPAN」の動画には、なぜか涙が出た。隣の人も泣いていた。OUT IN JAPANは2020年までにLGBT当事者のポートレート写真を1万枚撮影するという企画で、レスリー・キー撮影のかっこいいポートレートをSNSのアイコンにしている人を私も何人か知ってます。が、あらためて、熱気ある撮影現場の様子や、被写体となった人たちの、カメラの前に立ったときの戸惑いと嬉しさと不安とが入り混じった表情から、撮影していくうちに生き生きと尊厳を持った表情になっていく、そのひとつひとつの表情が、知らない人なのになんだかとても愛おしく感じ、なんて美しいのかと涙がポロポロでてきてしまいました。

サイトもカッコいい→ http://outinjapan.com

車椅子に座ってお話された岸田さんの「自分とは違う誰かのことを思いやり、適切な理解のもと行動する」という言葉が胸に迫ります。


歌うLGBTアクティビスト河野陽介さんの歌声やしなやかな物腰に癒されたり、青学で立ち上がった青山LGBTクラブの活動に感心したり、トランスジェンダーのかたと結婚や妊娠の話をしたり「カラフルな」1日でした。


2016年6月18日土曜日

10年前のマドレOGが双子の介助ボランティアに

双子の介助ボランティアに来てくれたみのりんは、なんと10年前のマドレ卒業生で、四人の子の母で、キックボクシングのエクササイズの先生。

子どもたちは高校2年、中3、小6、小5になったそうです。双子ちゃんも余裕であやしてくれて、頼もしいー!!ありがとう)^o^(


2016年6月16日木曜日

質を高く保ち多地域で展開するために必須の時間


月に一度のマドレ全体報告会。



この濃密な時間があることで、全国に散らばるインストラクターやスタッフが、定期的に自分たちの仕事を見つめ直し、言語化し、共有するということができる。

インストラクターひとりひとりの、情熱的な語り口と、力強い言葉。こうした熱いやりとりに、お互い刺激を受け、元気をもらい、また自分の現場である教室に戻っていきます。

標準化したプログラムを多地域で展開する際、その質を高く保つために必須の時間です。