2012年12月27日木曜日

誕生日プレゼントのかわりにマドレ基金を応援してください☆

日付けがかわって「あ、27日になった」といったら、
中三の息子が「たんおめ」と言ってきました。
なんのことかとおもったら、誕生日おめでとう、のことでした(笑)

「たんおめ。何がほしい?」といわれてちょっとびっくり。
「それは…リクが笑顔でいてくれることだね」と、とっさに返しました。
ちょうど、先日のエンタの神様で一番面白かったという我が家のネタを観ていて、
我が家の坪倉のセリフに爆笑していたので、ほんとに笑顔が見られてよかったです(笑)。

誕生日といえば…
2年前の誕生日に、マドレ基金のための寄付を集め始めました。
それから毎年、誕生日には、
プレゼントはいりませんので、マドレ基金にご寄付をお願いします。
とおねがいしています。

マドレ基金利用の対象者は
障がいをもつ赤ちゃんの母、
ひとり親、双子の母、10代の母、
こうした社会的に孤立しやすい
属性をもった産後女性。

マドレ基金をつかって、
マドレボニータの産後クラスの
参加費を補助することで、
彼女らが「心身の健康」と
「仲間」を得ることを
サポートする取り組みです。

あれから2年、利用者は
全国のマドレボニータのお教室で
100組を超えました

また、産婦人科医、助産師、看護師などの医療従事者からもアドバイスいただき、
対象者に、低体重出生児や早産児の母も加わり、多くの「小さく産まれた赤ちゃん」
をもつ母親たちにも出会い、彼女らの不安やストレスに直面してきました。

場合によっては、「万が一のこともあるかもしれません」といったケースに
直面することもあります。本当にツラいけれど、それが現実なのです。

いずれにしても、母親ひとりで、または血縁の家族だけで抱え込んでしまいがちな、
ハイリスクな出産と育児…そんなときこそ、手を差し伸べてくれる仲間や、
一緒に気持ちを共有できる仲間に出会ってほしい。そんな思いで
マドレ基金を運営しています。


この基金に賛同して
マンスリーサポーター
なってくださるかたや、
双子や三つ子連れの参加者への
介助ボランティアをしてくださるかた…

そして受付対応や制度の改良に
取り組んでくれている
マドレボニータの事務局スタッフや認定インストラクター。

たくさんの人の協力を得て、少しずつ成長していっています。


本来ならば、ほんとうは、こうしたハイリスクの母子の支援は、
国や行政がやるべきことのはず…なのだけど。
彼らがやらないのであれば、まずは私たちが、寄付を募ってやってみせるしかない。


平田オリザも「やってみせる、それしかないです」って言ってたもんね。

というわけで、マドレ基金、これからもどうぞ応援してください。
マンスリーサポーターもまだまだ募集中です!

2012年11月18日日曜日

FIT for Charity 2012に参加しました。

インストラクター陽子ちゃんのパートナー健一郎さんの訃報から1週間、
先週金曜日に、無事、告別式を終えお別れをしてきました。

訃報を受け取った翌日には、陽子ちゃんヘルプのオンラインシフト表ができ
毎日、誰かしらが陽子ちゃんを訪問してサポートしています。




















陽子ちゃんの仕事の代講も次々に心あるインストラクターが手をあげてくれて、
穴をあけずに済みました。これは強い絆で結ばれた24人の認定インストラクターを擁する
マドレボニータのコミュニティの強みですね。


生活の面でも、週末ははカオリさんと2人の娘たちが陽子ちゃんのお家に泊まりにいき、
子どもたちの遊び相手をしたり、陽子ちゃんの話し相手になったり、
部屋の掃除や洗濯を手伝ったりしてくれました。
(オンラインシフト表の日報でこうして報告しあってます)

私も毎日そのシフト表をチェックして、陽子ちゃんの様子を確認しています。

私自身もまだショックを乗り越えることができず、体調もあんまりよくないのですが、
こんなツラい時期だからこそ、無理に100%の元気を目指すことはせず、
このコミュニティの仲間同士で、少しずつ力を出し合って、
支え合ってやって行けたらと思います。

そんな、まだまだ元気がでない中でしたが、
気持ちのよい秋晴れで迎えた11月18日(日)の朝。













FIT for Charityというマラソンイベント参加してきました。



























FITとは、Financial Industry in Tokyo の略で、複数の金融企業が協力して、
FIT for charityというマラソンイベントを開催して寄付金を集め、
地域社会に貢献する団体に活動資金を寄付するというもの。
FITチャリティ・ラン2012実行委員会

今年は、なんとマドレボニータも寄付先として選んでいただき、
寄付先団体として、スタッフ、インストラクター、会員さんとともに、
参加させていただきました。
今年の支援先8団体



10キロラン、5キロラン、2.5キロウォーク、キッズスプリント、リレーなど
盛りだくさんで、マドレボニータのランナーたちも頑張りました!
私たちは、事務局スタッフのもこちゃんが用意してくれた喪章をつけて走りました。

イベントは、各社の社員の有志がボランティアで運営しており、
スタッフジャンパーを来た有志のスタッフが、イベント当日も、
てきぱきと現場を回していてカッコよかった!





























スタッフのみなさんが、会社の枠を超えて、
このイベントのために協力し合っている様子はとても素敵で、
また、7000人を超える参加者が楽しんで走る姿も圧巻でした。
(社内運動会みたいなのよりオープンで楽しそう!)
















今年は7000人以上の参加者が集まり、
参加費、寄付、協賛金、ラッフルくじやTシャツの売上などを合わせた
61,246,598円の寄付が集まったそうです。




























表彰式では、レースだけでなく最も寄付を集めたトップ3企業も表彰。


















一位は、今年マドレボニータを推薦してくださったUBSさんでした!











ちなみに、私もプレゼンターとして、女子のレースの入賞者に
メダルをお渡しする役目を仰せつかりました。緊張した〜!



















FIT for Charityは、ボランティアによる運営と、企業からの物品などの寄付により、
運営コストを最小限に抑え、寄付金の90%もの額が(この数字はスゴイ!)
支援先の団体に均等に寄付されるという、
本当にK.U.F.U.がこらされた、とってもスマートな活動。

当日は、団体紹介のブースも出させていただき、活動をご紹介させていただきました。














今年は、マドレ基金の活動資金としてご寄付を頂けることになり、
2月に授与式があります。このような機会に感謝します。
他の支援先団体さんとお会いできるのも楽しみです。

2012年10月5日金曜日

カンファレンス1日目

1日遅れのブログですが…

Justgivingのチャレンジご寄付くださった、ゆうこりん、たけし、くろろん、あっちゃん、なおっぺ、ひかりん、ジンくん、りっちゃん、もこちゃん、葉子せんせ、ふじみん、佐父さん、まっきー、ナカイクン、ちぃねぇさん、のもゆみさん、まさこっち、かすみちゃん、わかなっち、ありがとうございました!

1週間、あっというまでした!まだ書ききれていないこともいっぱいあるのですが…






カンファレンスのオープニングは賑々しく始まり、
ランチョン総会では、ローソンの新浪社長が
すごく達者なスピーチをして、
いかにローソンという会社が、
革新的な会社かということを
力説されていました。


午後の分科会では、NPO/NGOのキャパシティビルディングの話。
でもずっと違和感。人の顔がみえてこない。

資金や事業のマネジメントといった話は話題になるのに、
肝心の「人」の話が全然でてこない。

ミッションとか、事業内容とか、
リーダーはまことしやかに語るけど、
そこのスタッフのみなさんは笑顔で働いてるのかな〜
代表の演説からはそれは見えてこない。

受益者の笑顔も大事だけど、それを継続させるには、
その担い手がどう気持ちよく力を発揮できるかが大事だと思うけど、
それはもう、自明のことだとおもわれているのかな。
それを実現するのはそんな簡単なことじゃないのになぁ。

スタッフの足並みも揃わないうちに、
拡大とかスケールアウトとか、リスク大きすぎる。
未だ見ぬ未来を、事業という側面からしか見ていなかったら、
それは、絵に描いた餅でおわる。

と思うんだけど、わりと、目の前にいる人がどう力を活かすかとか、
どう仲良くやってくか、みたいな話をすると、
そんなおままごとみたいな…って顔されちゃうことが多い。

でもそこに向き合わずに、人材不足とか、事業の拡大とか、ファンドレイズとか
いっているのをきいていると、すごく虚しさを感じてしまう。

人材の不足を嘆く前に、いまいるスタッフが気持ちよく働けているか、
力を発揮できているのか、問うべきではないだろうか?
資金集めの前に、自分たちの提供するもののクオリティを保証する
仕組みはつくらなくてもよいのだろうか?

マドレで、日々、スタッフやインストラクターたちと熱く語り合ってることが、
ちょっと外にでると、話題にも登らないって、
ちょっとものたりないなぁとおもったり…

なんか、脱線してしまいましたが…

せっかくカンファレンスに参加したので、
英語のカンファレンス用語を整理してみました〜。
venueやregistrationは知ってるとしても、他には、知らないカンファレンスならではの表現がたくさんでてきました。

venue:会場
registration:お申し込み
opening plenary:開会式(みたいなもの)
plenaryは総会みたいな、みんなが一同に会すみたいな意味で使われるみたいです。開会式といっても、レセプションとは別。
topic engagement session:分科会
closing plenary:閉会式(みたいなもの)

はー、でもカンファレンスって、ちょっと苦手…
ヴェニューが堅苦しくて…(って横文字にすりゃいってもんじゃないw)

Justgivingのチャレンジ
も、引き続き、応援どうぞよろしくお願いいたします!

2012年10月4日木曜日

ヤングリーダー!?

昨日は、あまりにも眠くて、寝てしまったので、
遡って書きます。

Justgivingのチャレンジご寄付くださった、ゆうこりん、たけし、くろろん、あっちゃん、なおっぺ、ひかりん、ジンくん、りっちゃん、もこちゃん、葉子せんせ、ふじみん、佐父さん、まっきー、ナカイクン、ちぃねぇさん、のもゆみさん、まさこっち、かすみちゃん、わかなっち、ありがとうございました!

















月、火、水、とiLEAPのインターナショナルフェローと過ごした
素晴らしい時間が終わり、木曜からは、カンファレンスモード。
木曜からは、シアトルの街中の、豪奢なフェアモントオリンピックホテルへ。


US-JAPANカウンシルの年次大会が
今年はシアトルで開催されるということで、
iLEAPファミリーとして参加させてもらえることに。

日系アメリカ人、日本に関わっているアメリカ人
そして日本人、が集まる大きな大会で、
私たちは、恐れ多くも日本のNPOの若きリーダー、
として、参加させていただいてます。

写真はカタリバの今村久美さん、ETIC.の石川孔明くん

木曜日の前夜祭的な試みとして、
USJCのEmerging Leaders Programの日系アメリカ人と、
私たち日本からの参加者とのダイアログセッションが午後に行われました。

フィッシュボウル形式で、
日本のヤングリーダーであるとは、どういうことか。
What is it to be a young leader in Japan?
日系アメリカ人であるとは、どういうことか。
What is it to be a Japanese American?
といったことについて、話をしました。
※そんなに若くないというのは言いっこなしで!



私は上の質問に対して、
当事者として、いま社会のなかにある問題を、見つけて、
それに対する、本当に必要なソリューションをつくれる存在だ、
ということを発言しました。
I  think we are the ones who live as a citizen and spot a serious problem which tend to be overlooked by main stream and the ones who can come up with a really suitable solution because we are the ones who use the solution.

あと、14年前にスタートしたときには、
自分をヤングリーダーだと認識していなかった。
ただやりたかったから、始めただけ。
When I started my project 14 years ago I didn't identify myself as a young leader.I just started because I wanted to.

っていう話と、
14年前に、大学院生のときに出産をして、
就職もできず、自分で仕事をつくるしかなかった、
I was in a graduate school when I had a baby. I wanted to get a job but no company  would hire a girl with a little baby in Japan. That's how I started my career. I had no choice. I had to make my job myself.

っていう話をしました。
日系アメリカ人の若いEmerging Leadersの人たちも、
熱心に耳を傾けてくれて、嬉しかったです。

そのあと、日系アメリカ人の「マイノリティ」としての体験や、
この世界において、自分たちがどういう存在であるべきか、
といった話を聴いて、それもすごく興味深かったです。

いままで、日系アメリカ人と日本人の関係は、
それほど濃くはなかったけれど、
あの震災が起きてから、日系アメリカ人の多くは、
自分のルーツの一部である日本に強い関心と愛着を
感じるようになってきているそうです。

私も、実際に複数の日系アメリカ人に接して、
すごく懐かしいような雰囲気と(サウダージ?)と、
でもアメリカ特有の自由でオープンな雰囲気に、
すごく魅力を感じます。

ちなみに、なんと、そのEmerging Leadersの中に、新2世の日系アメリカ人として、あのバイオリニストの五嶋龍くんもいました。カラテの先輩!に勧められてこのカンファレンスに参加しているそうです。テレビで小さい頃のドキュメンタリーを見た事があったので、おもわず、大きくなったねぇと親戚のような気持ちにw マドレボニータの話も聴いてもらえて、感激でした。

シアトル滞在、あと数日ですが、
Justgivingのチャレンジまだまだ続けます。
ぜひ応援どうぞよろしくお願いいたします。

尊厳


シアトル滞在4日目です!今朝は、なんと朝5時に起きたらトイレが詰まっていて、
plungerという道具をもってきて、直しました。

トイレが詰まるという出来事のインパクトが大きすぎて(笑)、
それから眠れなくなってしまい、すごい寝不足です。
ただいま夜の10時。いまも居眠りをしながら、書いています…
というわけで、きょうは短めに…

Justgiving のチャレンジご寄付くださった、ゆうこりん、たけし、くろろん、あっちゃん、なおっぺ、ひかりん、ジンくん、りっちゃん、もこちゃん、葉子せんせ、ふじみん、佐父さん、まっきー、ナカイクン、ちぃねぇさん、のもゆみさん、まさこっち、かすみん、ありがとうございました!

こちらが本日のスケジュールです。
すごい盛り上がったのですが、
詳細についてはきょうは
書く余裕がないので、
また後日に…








コンゴのモデスティン、ルワンダのエレイン、ケニアのオメガという、
アフリカの女性の尊厳を取り戻す女性リーダーと接して、
この曲がずっと頭のなかで流れていました。



女性の尊厳回復や地位向上というのは、
女性の問題だけではなくて、男性の問題でもあり、
もっというと、関係性の問題なんだよね…

でも、たとえば、財団は「女、子ども」
というくくりにしかお金を出さない、
「関係」の健全化といったカテゴリがないんだよねー
っていう話をランチタイムにしたのでした。

今回のインターナショナルフェローたちと過ごした時間のふりかえりは、
またじっくりと…

2012年10月3日水曜日

国際フェローとの時間・インドのSunita(滞在2〜3日目)

シアトル滞在も早いものでもう3日目です!
Justgiving のチャレンジのおかげで、こうして毎日更新しております!
ご寄付くださった、ゆうこりん、たけし、くろろん、あっちゃん、なおっぺ、ひかりん、ジンくん、りっちゃん、もこちゃん、葉子せんせ、ふじみん、佐父さん、まっきー、ナカイクン、ちぃねぇさん、ありがとうございます!さっそくマドレ基金ご利用者一人分のご寄付が集まりました。


そして、留守を守ってくださっている、事務局スタッフのみなさん、変わらずに産後クラスを各地で実施してくださっている、マドレ認定の産後セルフケアインストラクターのみなさん、ほんとにありがとうございます!


シアトルでの今回の滞在も、毎日が、濃く、もりだくさんで…、
すべてのことを書ききれていないのですが、
今回は、一緒に過ごしている、インターナショナルフェローのことを
書きたいとおもいます。

あ、そのまえに、こちらが本日のスケジュールでした。

















私たちが世話になっているiLEAPは、世界の社会的なリーダーに対して、
シアトルでリーダーシップのトレーニングをおこなっているアメリカのNPOで、
インターナショナルフェローシップといって、中南米、アフリカ、インドの
リーダー対象に10週間のトレーニングプログラムも実施しています。

今年は、そのプログラムが9月に始まり、現在、4週目。
私たち、日本のiLEAP卒業生は、今回、このプログラムに、
数日間、合流させてもらっています。




昨日は、初めての対面だったので、お互いを知るための時間を
たくさん過ごしました。


『産後白書』の英訳版を熱心に読むフェローたち…(この光景、むねあつ)
英語版のfacebookページもどうぞよろしくお願いいたします!


昨日の夜は、インド、中南米のフェローが、母国の料理をつくってくれて、
みんなで大きなテーブルを囲みました。





乾杯の音頭をとっているのは、このプログラムを提供している、
iLEAPの代表、Brittヤマモト氏(赤井英和に似てない?)

Brittの乾杯のことばも、こうやってこのメンバーで集えることが、
いかに奇跡的なことかをおもうとほんとにむねあつです。

To our friends from Japan who are coming all this way to spend this time with us.
To our friends from all over Latin America, Asia, and Africa for being here with us.

初日から、毎日ヨガを教えてくれているSunitaは、
植物の種をつかって、女性のエンパワメントをおこなう活動をしている、
すごく賢くて、イノベーティブなマインドをもった女性。

Sunitaの団体Vanastreeのサイト
















ぜひこの動画見てみてください。

エコ、食育の領域に留まらす、
女性のエンパワメントを目指しているということが分かります。



そんなSunitaが、キッチンで育てているスプラウト!



SPROUTING IN PROGRESS !
Please don't disturb.

More salad coming soon.

発芽中!触らないでください。

という表示がしてあったのですが、
発芽してきたからか?
触らないでという表示が消され、
Go for it !! になってました。

ちなみに、
自分は、すんごいヒッピーです。
っていうのはだれかがイタズラして書いたみたい☆


そんなSuinitaとのヨガセッションが明日もあります!
あ、このヨガセッションは、プログラムに含まれるものではなく、
Sunitaと私たちが勝手に約束して実施しているものです。





写真は、一緒にレッスンを受けている
ルームメイトのてるみん(尾角 光美さん)
from Live on













 

道中、すごく可愛いコーヒー屋さんに寄りました。

ちなみに、てるみん、会ったときから「こまねこ」に似てるなーとおもって、
きょう、ついに本人に伝えたら、スゴく気に入ってくれて、
毎晩こまねこの動画みてます(笑)



昔、youtubeなんてなかった頃、シネマライズでやってた頃に見たのが初めての私のこまねこ体験だったのですが、映画を観にいくたびに、おもいがけずこまねこに会えるとほんとに幸せな気分になったものです。

ひきつづき、Justgivingのチャレンジへの応援、歓迎しております。
どうぞよろしくお願いいたします!

2012年10月2日火曜日

iLEAPに帰ってきた(滞在2日目)

シアトル滞在の記録、3ポスト目です!
Justgivingで応援してくださったみなさま、さっそくありがとうございます!
ゆうこりん、たけし、くろろん、なおっぺ、ひかりんご寄付ありがとうございました!

時差ぼけは簡単に克服できるものでもなく、夕方になると、
体が重く眠くなります…



でも今朝は、
がんばって6時半に起きて、
また走ってきました。

上にみえるのは、満月!









そして、8時半からヨガのレッスンがあるというので、そのために
走って辿り着いた、iLEAPの入っている古い建物。
なつかしくて「I'M BACK!!」と独り言をいってしまいました。


















ヨガは、インド人のフェローであるSunitaが教えてくれていて、
硬派で私好みのヨガクラスでした!





Sunita from India






さて、私が参加させていただいているiLEAPのプログラム、
このオフィスにこうしてみんなが集まる最初の日ということで、
ホストであるBrittといずみさんが、ゆっくりと、ぽつぽつと、
私たちへの「歓迎の言葉」を紡いでくれているのを聴いて、
すでに涙をこらえるのに必死でした。

昨年の7月にiLEAPで過ごした日々が自分に与えたインパクト、
そして、iLEAPという場所や人の暖かさ、これは、
日本でそれに匹敵するような団体は、
手前味噌ながら自分たちのとこくらいしか知らない。


















静かなメディテーション(瞑想)のあとは、
コミュニケーションについての確認ごと。

今回の参加者は、日本人のほかに、インド、ニカラグア、
ホンジュラス、ケニア、ルワンダ、コンゴなど、
さまざまな母国語をもった人たちが集まっている

お互い、バックグラウンドが違うなかで、
そして普段つかっている言葉も異なるなかで、
「パーフェクトな英語を話すこと」よりも、
より効果的なコミュニケーションの方法をK.U.F.U.して探究しよう、
という姿勢を共有。(K.U.F.U.って言葉はつかわなかったけどw)

たとえば、今回、ここには通訳はいないけれど、
どうしても母国語で話したいとき…
聞く人は耳を閉ざしてしまうのではなく、
その言語の(聞き慣れない)音を楽しもう。

そして、hear beyond the word 
言葉の向こう側にある何かを聴き取ろう、
そのあとに、自分か、または誰かわかる人が
英語に通訳してあげよう。

そういうart of listeningを実践しよう、
というふうに。

こうやって、コミュニケーションのスタイルや姿勢を
最初に確認するワークショップをするiLEAPはやはり、
本当に洗練されているなぁと惚れ惚れしていました。

そして、その共通認識を得たあと、
オープニングとしてBrittがおもむろに詩の朗読。


















「Pure imagination」という詩の朗読があり、
その音や意味をみんなで味わいました。

きょう、ひとつだけみんなにお願いしたいことがあるとしたら
それは「Bring about imagination」だと。 

インターナショナルフェローとのプログラム1日目は、
making connection, get to know each other,
get to know even better
ということがテーマで、午前と午後に、いくつかのワークを行いました。

短い5秒自己紹介から始まり、「I have a dream」というゲーム、
お互いをシンプルな言葉でインタビューするなど、
お互いを知るためのしかけがふんだんに施されたプログラムでした。

詳細かきたいのですが、ほんとにいまものすごーーーーーく眠いので
いったん寝ます!替わりにyoutubeはりつけておきます。













明日の夕方からはフリータイムなので、その時間に続きを書きたいとおもいます。
明日のも濃いプログラムになりそうですが…

Justgiving ひきつづきチャレンジ中です。応援を、ぜひお願いします!
これがなかったら、きょうも、一文字も書かずに寝ちゃってたとおもいますw
がんばります!










2012年10月1日月曜日

シアトル滞在1日目

前回のブログのとおり、予定より1日早く到着し、
余裕をもってゆっくり休むことができて、よい滑り出しのシアトル滞在。

時差ボケは克服した!と思ったのですが、
でもやっぱり昼間(日本は夜中)の時間、ボーっとしてしまいました。
その証拠に、昼ご飯をたべるのを忘れました。

昨日泊まったuniversity inn というホテルを12時にチェックアウトし、
歩いて20㍍先にあるWaterTownホテルにチェックイン。
シアトルに到着したばかりのてるみんと、フロントでバッタリ!
今回の滞在のルームメイトです。





17時の約束まで、時間があったので、てるみんは旅の疲れを癒すべく、パジャマに着替えて速攻爆睡。
私はその間、この7日間のスケジュールをじっくり読み、滞在期間のイメージをクリアにする作業をしていました。

ハイライトは週末のUSJC(US-JAPANカウンシル)の年次カンファレンスの、ワーキンググループ。
日本で活動するNPOとして、抱えている問題、
アメリカがそれをサポートするとしたらどんなことが可能か…
といったことを話し合うのですが、私たちは、日本の現場で働くNPOとして、
こういったテーマでの話題提供の役割が与えられています。




あっという間に午後16時半になり、iLEAPのBritt&Izumi(9歳のかいあ君も)とのdinnerの約束をしているCedars Restaurantというインド料理屋へ。
久々の再会を喜びあいました。
Brittとは、1年2ヶ月ぶり、いずみさんとは2ヶ月ぶりの再会。



昨年のシアトル滞在がきっかけで出来上がった
『産後白書』英訳版もお見せすることが出来ました!


1年でこれだけのものを形にしてきた…ってスゴイネ!と褒めてくれました。












左から私、いずみさん、iLEAPスタッフの恵さん、てるみん、かとてつさん、西村ゆーやん、かいあ(Brittといずみさんの息子さん)

そして、明日からのスケジュールについて確認。
明日からの数日間は、すでにシアトルで4週間過ごしている、
インターナショナルフェローのみなさんとの交流の時間があります。
アフリカ、インド、中南米の女性9人と男性1人。

アフリカはコンゴから来ている女性もいるそう。
コンゴといえば、新生児死亡率が世界でもワースト1〜3位以内にはいる国。
新生児死亡率がもっとも低い国日本のにも、産後うつや虐待の問題がある、
ってことを知ったら、彼女はどんなことを感じるだろう…

とにかく明日、会えるのが楽しみです。

朝のプログラムは10時から始まるのですが、
8時半からインドから来たフェローの女性によるヨガセッションを
月水金でやっているそうなので、それにもはりきって参加予定です。












ホテルに戻って、日本人のメンバーとお茶。
短く貴重な滞在なので、できるだけヘルシーに過ごすために、
アルコールは摂取せず。

きょうの話題は、キャパシティビルディングについて…
マドレボニータは2006年にSVP東京の投資先として選ばれて以来、
組織運営の基盤作りにはものすごい意識とリソースを割いてきました。

現在の、インストラクターの多地域展開の仕組みもその頃に作ったもので、
それを実行しながら、改良に改良を重ねてきています。

自宅勤務のクラウド事務局の運営も「何をやるか」の前に、
それ効果的に、みんなが気持ちよくやるために、
「どうK.U.F.U.してやるか」が重視されています。

「やってる事業はいいし、助かる受益者もいっぱいいるんだけどね〜
 いかんせん組織のマネジメントがねぇ…」
という話を最近よく聞くので、いつもびっくりします。

私は、組織のマネジメントがちゃんとできていない組織が
提供するサービスやコンテンツはろくなもんじゃない
と思っているので…

すごい優秀な人がひとりいて、その人の能力と魅力だけでなんとか
まわっている団体もあるかもしれないですが、
それだったら、NPOじゃなくて個人商店でいいじゃん…
と思ってしまいます。

スタートアップの団体をみるときにイラっとするのは
その部分に危機感のない代表が、
ビジョンだけ大風呂敷広げてるときですね…

いまは、「社会起業」なんて言葉がもてはやされているからか、
ちゃんと組織基盤がしっかりしないうちに、また、
サービスのクオリティの管理体制もできないうちに、
そのパッションと勢いが評価されて、講演を依頼されてしまったり、
なんだか、バランスがおかしくなってるのかな〜
なんてことを思ったりしました。

というわけで、NPOのキャパシティビルディングについて、
この5つの質問が、Brittから提示されています。

(1) あなたは誰?
(2) あなたの組織は何をしている?
(3) あなたの非営利組織が直面している主な問題は?うまくいっている点、もっと成長できる機会はどこにある?(例えば戦略の立案、リーダーシップの開発、資金調達など…)
(4)日本の非営利セクターが直面している問題は何だと思う?
(5) アメリカ人がこうした問題の解決をサポートするとしたら具体的にどんなことができると思う?

この質問に対する、CLEAR&CONCISE(クリアで簡潔) な発言が
土曜日に求められているのですが…
その日までに、iLEAPにいる人たちといろいろディスカッションをして、
深めて行きたいと思います。

さてさて、ブログ2回目の更新!なんとか頑張りました。
明日も報告します!

Justgivingも2週間という期間限定でチャレンジしています。
よかったら応援してください☆
ご寄付くださったかたで、メールを受信する設定を選んでくださったかたには、ブログの更新のご連絡が届きます。
早々に寄付してくださった、ゆうこりん、たけし、くろろん、ありがとうございますっ!!!
初動の早さがマドレクオリティ(手前味噌)