6月コースはマドレ基金の産後ケアバトン制度のご利用がお二人ご参加。
産まれたときには1000グラムちょっとだった赤ちゃん。
よくぞここまで来てくださいましたと手を合わせたくなる。
2人とも、こうやって笑顔をカメラに向けてくれたけれど、
この笑顔の裏には、はかりしれない壮絶な苦労と試練が隠されている。
早産、低体重など小さく産まれた赤ちゃんの子育てのスタートは
私達が想像する以上に過酷です。
「ちゃんと産んであげられなかった」
という気持ちを抱え、
精神的にもかなり消耗している。
妊娠中は絶対安静で、
産後は体力が大幅に落ち、
衰弱している。
にもかかわらず、
産後はゆっくり休養することもできず、
不安に苛まれながらNICUへの毎日の通院。
ほんとに過酷な毎日を、
なんとか生き延びて数カ月…
そんな母にこそリフレッシュが必要だし、体力作りも仲間作りも必要、
とおもうけど…
産後はもう、赤ちゃんに全てを捧げていて、意識も赤ちゃんに集中していて、
とてもとても、こういう教室に来る余裕はまずない。
だからこそ、マドレ基金の産後ケアバトン制度が、後押しになればと思う。
この制度があったから教室に来れましたという声はひんぱんに耳にする。
今月も最終回に
「教室に来る前は、外に出るのが本当に怖かった、けれど、勇気を出して参加して本当によかった」
と言ってもらえて涙がでそうになった。
産後ケアバトン制度は寄付によって受講料を補助する制度。
手を差しのべてくれる人がいるということに励まされたという声も。
子育てを自己責任ではなく、社会が支えてく、
そのインフラをつくっていく一助になれたらとおもう。