2015年10月4日日曜日

京都公志園

京都、ほんとに街並みが素敵ですねぇ。第四回社会イノベーター公志園、5月から東京、仙台、名古屋、福岡、そして今回の京都。

次回は最終イベント(結晶大会)、早稲田大学の大隈講堂で1400人の来場者の前でプレゼンテーション、その前日に、その大隈講堂の舞台に立つ人を選抜する会があります。

今回は、分科会での投票で最終プレゼンターとしても選んでいただき龍谷大学の階段教室いっぱいの会場で発表させていただきました。
17人の挑戦者を壇上で紹介
最終プレゼンターとして
分科会で選んで頂きました

マドレ事務局スタッフ(加古川在住)のしおちゃんも
応援に駆けつけてくれました。
分科会では、プレゼンテーションのあとに、小グループで話す時間があるのですが、しおちゃんのグループに参加していた男子大学生が「関係ないことかと思ったけどすごく近く感じた」と、しおちゃんをマドレボニータのスタッフだと知らずに、話してくれたそうで、それも嬉しかった。

インパクトHUB京都の玄関
カッコイイ
2日目の相互支援会はインパクトHUB京都で。


京都での2日目のワークショップは、いままでになく、白熱した場で、私自身もかなり心揺さぶられるものがありました。

野田さんの力説

この社会イノベーター公志園の開発者であるISLの野田さんの、伴奏者や出場者に対する、挑発的なコメントや、それに対して、あたまから湯気が出そうな勢いで弁明、主張する人々の姿。天気のよい休日に、片手間でなく本気を出し合って取り組む大人たちの姿には、心底圧倒され、何度も涙がでてしまう回でした。よく、出場者のお話に泣いてしまうというのはきくけど、私は野田さんや伴奏者のみなさんがやりとりされている場面にも泣ける場面たくさんあったなあ。

2日目のワークショップでは、ルッキングミラーというワークで、前日のプレゼンテーションの録画を30人ぐらいで観なおして、それについて、他の人たちがフィードバックをする、その間、フィードバックされる側は一切、口をきいてはいけない、フィードバックする側は、その人がそこにいないかのように発言するというルール。それによってお世辞ではなく、率直な意見が出てくるという。
たいらさんチーム

前回は、私は壁にむかって座ってなきゃいけなかったのだけど、今回はさすがにそれはなしだった。それでも、みんな好き勝手に、言いたいこと、本音を言うのをきいて、ああ、全然、あの動画やプレゼンじゃ全然伝わらないよなあ、と、自分の至らなさにガックリ。かといって全ての意見に応えてそれに振り回されてもいいものはできない。本質を見極める必要がある。

ルッキングミラーの
ワークショップ

プレゼンだけでなく、自分の欠陥、自分の性格のよくないところまで指摘されまくって、厳しい現実をつきつけられる。そこに向き合わなければ新たな地平は見えないのだろう。ただ、厳しいことを言ってくれる人の顔が見えているだけいいな。顔の見えない匿名の360度評価よりこっちの方がずっと好きだ、と思った。余談ですけど。言いにくいこと言うには、それだけのお互いのコミットと、場の丁寧な設定が必要で、その場での真剣なフィードバックというのは、愛がないとできない。先日きいた「ホラクラシー経営では360度評価をやらない」という話を思い出した。匿名じゃないと言えないとかそういう文化そのものを変えないと、匿名で不満を吐き出させたところで何も変わらない。変わったとしてもそこに愛はない。

10組の母子にレッスンを行うことはもう、経験積んで毎月インストラクターたちと報告会で切磋琢磨してきてるので自信持ってできる。けれど、1400人の人に伝えるには、いままでとは、全く違う次元を見つけないといけない。そう感じているけれど、まだそこにたどり着けていない。それをなんとか手繰り寄せて、構築できるはずという手応えはあるけど、まだその途中。あと一カ月でそれをやる。やれるのか。非常に自分を問われる一カ月であります。システム思考でいうところの、メンタルモデルまで降りていくことを強いられるそんな、プロセスであります。

今回のワークショップでは、とくに、野田さんの本気の発言に触れ、ISLや公志園で野田さんがやろうとしていることの真髄がよくわかりました。世界を変えうるポテンシャルを持つ人間を集めて、彼/彼女らを徹底的に鍛え上げる。小さくまとまらないよう、挑発する。徹底的に問う。そのプロセスのなかで、出場者だけでなくその場にかかわるあらゆる人に変容を起こしていく。それを、5月から、何度も場所を変えて繰り返しおこなう。この「場」と「プロセス」と、その場にコミットする「人」これらがあるからこそそれは実現すること。そのどれが欠けてもいけない。その場に身をおかなきゃだめなんだよな。バーチャルではだめ。

こうやって野田さんは世界を変えるってことをしようとしてるんだねぇ、とCode for Japanの松原さんと帰りの地下鉄で話していました。キング牧師があの演説をする前の世界と、あとの世界は全然違う。世界は変わっていく。良い方にも変わり得れば悪い方にも変わりうる。そのことを徹底的に信じてるんだよな。だからキング牧師級のリーダーを日本にたくさん輩出し、彼/彼女らを応援する機運をつくる。これが、ISLが、そして、社会イノベーター公志園のやっていることなんだろなと思います。

京都会場のインパクトHUB京都も素敵なところでした!HUB東京もカッコイイけど、京都は、そうくるか!という驚きがありました。

いのさんも駆けつけてくれた!
インパクトHUB京都の
創設者 浅井俊子さん
インパクトHUB京都の入口
素敵!

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