2016年6月10日金曜日

女性活躍推進のレバレッジポイント 積極的な育休活用

「女性活躍推進のレバレッジポイント 積極的な育休活用」セミナー無事開催いたしました。産前から出産直後の安静期を支えるドゥーラ協会、産後のリハビリ期に心身を鍛えるマドレボニータ、社会復帰準備のリハビリの機会を提供するサービスグラントのママボノプロジェクト、という、産前・産後を切れ目なく支援する3社合同の非常に充実したセミナーとなりました。たくさんの企業の人事担当やダイバーシティ推進担当の方が足を運んで下さいました。

私からはキーノートスピーチとして、積極的な育休活用の必要性についてお話し、そのあと、産褥期、リハビリ期、社会復帰準備期にそれぞれ、母となった女性はどのような状態にありどのような過ごし方をするとよいか、そのために企業はどんなサポートができるかについて時期ごとのお話がありました。

スライドはこちらです。
http://www.servicegrant.or.jp/download/files/sekkyokuteki_ikukyu_siryo.pdf

そのあとは、育休を「なんとなく」ではなく「積極的に」計画し、ドゥーラやマドレボニータで心身を回復させ、サービスグラントでプロジェクトに責任ある立場で携わる経験をして、職場復帰後も活き活きと活躍している女性たちの生の声をきく、パネルディスカッションを行いました。これらの女性たちの生の声を改めて伺って、産前産後というピンポイントの短い時期に、集中して適切な働きかけをすることが、その後のパフォーマンスやモチベーション、ひいては生き方そのものに大きな好影響をもたらすのを再確認しました。つまり、短く見えにくい時期なので流されてしまうこの産前産後の時期を、例えば企業が適切にサポートすることは、小さな投資で大きく長期的な効果を得られるという意味で、レバレッジポイントとなるのだと。離職した人のかわりとなる人の採用や育成のコストを抑えられることや、育休から復帰した人が、より視野を広げてモチベーション高く仕事に復帰して生み出す生産性、ということを考えてもその意義をわかっていただけるのではないかと思う。

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