2016年6月19日日曜日

HEART&DESIGN for ALL

青山学院大学の美しいキャンパスで行われたHEART&DESIGN for ALL シンポジウム。障がい、LGBT、女性、様々な視点からの多様性のお話。主催の東京新聞の小野里さん(マドレOG)に、ぜひお話してほしいと光栄なお声掛けいただき登壇いたしました。



このシンポジウムで様々な立場から語られる一人一人の存在の尊さということに感動しながら、その尊いひとりひとりの人生の「スタート」である赤ん坊の時期に、その生を命がけで授けた女性の産後の心身のケアがもっと重要視され、それをみんなで支えられるよう、婚姻血縁に閉じた密室ではなくもっと開いたコミュニティのなかで助け合って子育てしていけたらという話をし、「手作りの公」として運営してきた産後ケアバトン制度でうまれている助け合いのコミュニティやその営みについてお話しました。


グッド・エイジング・エールズの松中権さんが見せてくれた「OUT IN JAPAN」の動画には、なぜか涙が出た。隣の人も泣いていた。OUT IN JAPANは2020年までにLGBT当事者のポートレート写真を1万枚撮影するという企画で、レスリー・キー撮影のかっこいいポートレートをSNSのアイコンにしている人を私も何人か知ってます。が、あらためて、熱気ある撮影現場の様子や、被写体となった人たちの、カメラの前に立ったときの戸惑いと嬉しさと不安とが入り混じった表情から、撮影していくうちに生き生きと尊厳を持った表情になっていく、そのひとつひとつの表情が、知らない人なのになんだかとても愛おしく感じ、なんて美しいのかと涙がポロポロでてきてしまいました。

サイトもカッコいい→ http://outinjapan.com

車椅子に座ってお話された岸田さんの「自分とは違う誰かのことを思いやり、適切な理解のもと行動する」という言葉が胸に迫ります。


歌うLGBTアクティビスト河野陽介さんの歌声やしなやかな物腰に癒されたり、青学で立ち上がった青山LGBTクラブの活動に感心したり、トランスジェンダーのかたと結婚や妊娠の話をしたり「カラフルな」1日でした。


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