2016年3月21日月曜日

ボールエクササイズ指導士実技試験の追試


先月おこなわれたボールエクササイズ指導士1期生の実技試験にて、合格ラインに満たなかった田中真紀さん(マキンヌちゃん)のために、本日は追試をおこないました。

「追試を受けない」という選択肢もあった中、ひとりで地道に練習を続けるマキンヌちゃんの姿に、だんだんと応援者が現れました。「マキンヌちゃんをほっとけないっ!」と先輩インストラクターが自主練に誘ったり、そんな先生たちからは、試験の前日に審査のインストラクター宛に直々にメールが届き「万が一点数が足りなくても、ここで終わりにするのはもったいない、なんとかデビューの道を作ってあげられないだろうか」と直談判してきました。

一足先に合格してアシスタント研修に入っている1期生の同期メンバーは、マキンヌちゃんの仕事おわりに練習につきあったりもしてくれたそうです。そのときには、マキンヌちゃんのパートナー(夫)が1期生の子どものシッターをしてくれたそうです(マキンヌちゃんご夫婦には子どもはいません)。もう家族ぐるみでの応援です。ありがたい。

たった一人の追試のために、こうしてたくさんの人がざざっと動く熱量はすごいですよね。それはマキンヌちゃんの頑張りに、本気が見えたからだと思います。ほどほどの人や言い訳ばかりの人を、誰も応援しないもんね。

結果は合格最低点90点をクリアして合格。先輩たちの心配が杞憂になってよかった。そんな田中真紀さん(マキンヌちゃん)は、これからアシスタント研修で現場力をつけ、豊島区の目白周辺でのデビューを目指します。これからも応援どうぞよろしくお願いします。


2016年3月16日水曜日

SVP東京の投資・恊働先の募集スタート2016

今年もこの季節がきましたね。SVP東京の投資・恊働先の募集が始まっています。3/27(日)には説明会もあるそうです。

マドレボニータも2007年から投資先として支援していただきました。
ってもう約10年前になるのか!って書いててびっくりしていますがヾ(´ρ`)ノ゛

いまは代表の 岡本 拓也 さん(おかもっちと呼んでいた)がSVPに入りたてのころ、マドレチームじゃないのに無理矢理マドレチームのミーティングに誘って、みんなで神田川沿いを一緒に走ったりしたのもよい想い出です。しみじみ。

この時期はマドレボニータにとっても創業期からキャパシティビルディング期に移行する、大きなターニングポイントとなりました。(その時期のことは拙著でもたくさんのページを割いて書きました。当時の代表のいのさんが最初に言ってくれた忘れられない一言も)

個人での活動を、より公共性のあるものにしていくためのあれこれに着手し、その土台をつくるのを助けてもらいました。プログラムを標準化し、ブレのないクオリティで多地域展開するためのインストラクターの認定制度を作ったのもこの頃です。そのときのSVPメンバーとは、投資期間が終わったいまでもつながっています。ほんとそれってすごく素敵なことじゃないですか?

個人の情熱がこうやって集まると、こんなすごいインパクトが生み出されるんだと、あらためて当時を振り返り、いまにつながるその成果を思うと、感動します。

このあいだ、2007年中にSVPのマドレチームと一緒におこなったことを思い出してリストアップしてみたんですけど、これだけありました。
・NPO法人の設立(定款づくりから)
・会員制度のたちあげ(正会員、賛助会員)
・団体ロゴマークの商標登録
・オフィシャルサイトの整備
・クラウド事務局の構築
・産後セルフケアインストラクター認定制度の整備
・認定インストラクターの輩出(10か月で、13人のインストラクターが認定)
・インストラクター養成コースのリニューアル(地方の人も、インストラクターになれる道ができた。)
・認定インストラクターのコミュニティづくり(報告書作成、毎月の報告会、勉強会などで切磋琢磨)
・産後プログラム受講者の人数把握(認定インストラクター全員が、月次で報告書をまとめるようになり、正確な人数と、月齢、地域などのデータを蓄積)
・産後白書プロジェクトの立ち上げ(マドレボニータの会員からボランティアを募り、調査チームを結成。杉並区の子育て応援券についての調査結果と考察を3月に発表)


いまやっている活動を、より発展させ、社会的インパクトを生み出したいというかたは、ぜひ応募してみてください。応募する前に、記入した応募書類みせていただければ、その段階でアドバイスすることもできるので、声かけてください。私も、応募するときに内藤さんというかたに見ていただいてアドバイスいただき加筆修正して出しました。(これ本にも書いたんですけど、そうやって言っても本当に相談してくる人って少ないんですよ〜。でもほんとに遠慮なく相談してきてくださいね。)

2016年3月14日月曜日

いわき市の男女協働参画センターにて

福島県いわき市の男女協働参画センターのWoman Festaにお招き頂き、お話とワールドカフェに参加してきました。仕掛け人は、いわきに住む伊藤ゆきえさんと菅波香織さんという往年のマドレOG。



来場者の年齢層は多様で、子どものいる人もいない人も同じように積極的に参加してくれた。子どものいない自分にもお話深く響きましたと言ってもらえてとても嬉しかった。

そして、みんな「意志」と「言葉」を持ってる!自分の価値観、境界線をちゃんと言える人たちがこんなにたくさん集まっているなんて、なんて頼もしいんだろうと、ワールドカフェのテーブルに入って、女性たちの意志を持った力強い言葉と表情をみて、元気もらいました。

ワールドカフェは菅波香織さんのファシリテーションで、テーマは、私の話を聞いて心に残ったキーワードをみんなで挙げ、1)人生の豊かさ、2)血縁婚姻に閉じない子育て、3)産後のリハビリ この3つのテーマに絞られました。四人のテーブルでお話する。席替えを3回。

こうやって「話す機会」そして「それを分かち合える仲間」つまりこういう場が必要なんだよね、と最後のテーブルで話しました。話すことはエンパワメントになる。

いわきの男女協働参画センターは、たくさんの市民がボランティアで参画していて、充実した活躍の場になっているのを肌で感じました。会場の飾り付けもとても可愛くて、これも市民による手作りなんだそうです。またいわき行きたいです^o^


2016年3月9日水曜日

日経ウーマノミクス・プロジェクト会員向けセミナーシリーズのジブン磨き!ウマノミゼミナール「いま、求められるなでしこパワー〜起業、社会貢献が社会を動かす力とは」

日経ウーマノミクス・プロジェクト会員向けセミナーシリーズのジブン磨き!ウマノミゼミナールのゲストスピーカーとして、Homedoorの川口加奈ちゃんと一緒に登壇しました。「いま、求められるなでしこパワー〜起業、社会貢献が社会を動かす力とは」というタイトルで、冷たい雨の降る大阪の日経新聞社大阪本社のカンファレンスルームにたくさんの女性が聴きに来てくださいました。


基調講演をされた横田響子さんは女性経営者をリサーチし支援しており、そのお話の中では働く男性の10人に1人は経営者、一方、女性経営者は1000人に4人しかいないとのことでした。が、こうして、雨の中これだけの女性が集まるということは(200を超える応募があったそうです)、何かを立ち上げたいと思っている人はたくさんいるということですよね。



女性ならではの視点、女性だからこそ見えている世界というのは確実にあって、それがサービスやインフラに活かされたら、世界はもっと人に優しい場所になるはずと思います。だから、そういう人はもっと増えてほしいなと思います。

最後にひとことお願いします、と言われて話したことは…自分が何を大切にしたいか、という軸をもつこと、そうすると、流される人生ではなく、運ばれる人生になる、という話をしました。自分が大切にしたいものを考えることは、いまここからできることであり、なにも持ってなくてもできる。いや、何も持ってない時こそ純粋に問うことができるかも。紙とペンがあればできること。やることはただひとつ、それを自分に問うこと。そんな話をしました。

川口加奈ちゃんとは、社会イノベーター公志園で毎月切磋琢磨した仲間でもあるので、こんな風に一緒に登壇できて、加奈ちゃんのプレゼンを誇らしい気持ちで、隣で聞いていました。




2016年3月5日土曜日

豊かな言葉

最終回のシェアリングはいつも胸がいっぱいになる。本当にクリエイティブで豊かな言葉がたくさん交わされるから。予定調和でない、その人自身の中から出てきた言葉は自分を肯定するだけでなく、人を勇気付ける力をもつ。

出張の多い仕事だから、産後あと数年はセーブするけど、ここで辞めてしまうのではなく、また必ず復帰して、子どもたちが私の出張のお土産を楽しみにしてくれるようになる日が来るのを想像して、諦めずに頑張ろうという決意、その強い意思はきっと形になると思う。

マドレに参加するまで自分の5年後のビジョンなど考えたことがなかったけれど、ここでいろんな人の話をきいて、自分でも言葉にしてみて、やりたいこと、いまからやれることがわかって、お母さんという存在だけでない、ひとりの人間のしての自分のありかた方向性がみえてきた人の、誇らしげな表情、弾むような言葉に感動する。

時短で働く、ゆるく働く、というと一線を外れたようなニュアンスが漂うけれど、時短でも、意志を持って、今の自分の立場や経験や発想を活かして価値を提供するような働き方はできる、そんな意思表明を、オムツいっぱいのウンチを片付けながら讃えたり。

パートナーとのかかわり方がもっと自信に満ちたものになり、手ごたえのあるコミュニケーションがとれるようになってきたのは、運動して体力がついたからだけでなく、真摯に助言してくれた2月コースの仲間たちの存在が大きいと思う。

夫婦関係を揶揄したり諦観したりパートナーの愚痴を垂れ流すのではなく、誰にも茶化されずに真摯な思いを語り合える人たちの美しさったら…

そういう姿をきっと赤ちゃんたちは見てる、よね。


ちょっと違う場所にいくと、あまりにも結婚が粗末に扱われていてびっくりするときある。もー、なにさまなのかなあって思うときある。どーいうつもりでプロポーズしたり婚姻届だしたりしたのかなあって混乱してしまうわ。相手を大切にしあうこと、応援しあうことが結婚じゃないの?相手の存在を当たり前にしちゃうのが結婚ではないよね(´Д` )