2016年6月20日月曜日

Homedoor活動報告会


公志園で一緒だったホームレス支援のHomedoor が東京で初めての活動報告会をするというので参加してきました。公志園関係の人にもたくさん会えました。


川口加奈ちゃん、小林くん、松本さんから、昨年度の成果と、今年度の目標の報告があり、後半はHomedoor を経て路上脱出したおっちゃんの生の声を聴くセッション。

路上から脱出するプロセスの中でHomedoor のスタッフが丁寧にコミュニケーションをとり、アパートを借りるところまで何度も声掛けをして励まして、その後押しがあったからこそできたことだとおっちゃんも話していて。ここまで深くがっつり食い込んでコミュニケーションとっていく彼らの姿勢を本当に尊敬するし、おっちゃんたちの力を信じるからこそできることだと心底感動した。


懇親会では小林くんと一緒に『さとにきたらええやん』の宣伝もしてきました(^o^)/

2016年6月19日日曜日

HEART&DESIGN for ALL

青山学院大学の美しいキャンパスで行われたHEART&DESIGN for ALL シンポジウム。障がい、LGBT、女性、様々な視点からの多様性のお話。主催の東京新聞の小野里さん(マドレOG)に、ぜひお話してほしいと光栄なお声掛けいただき登壇いたしました。



このシンポジウムで様々な立場から語られる一人一人の存在の尊さということに感動しながら、その尊いひとりひとりの人生の「スタート」である赤ん坊の時期に、その生を命がけで授けた女性の産後の心身のケアがもっと重要視され、それをみんなで支えられるよう、婚姻血縁に閉じた密室ではなくもっと開いたコミュニティのなかで助け合って子育てしていけたらという話をし、「手作りの公」として運営してきた産後ケアバトン制度でうまれている助け合いのコミュニティやその営みについてお話しました。


グッド・エイジング・エールズの松中権さんが見せてくれた「OUT IN JAPAN」の動画には、なぜか涙が出た。隣の人も泣いていた。OUT IN JAPANは2020年までにLGBT当事者のポートレート写真を1万枚撮影するという企画で、レスリー・キー撮影のかっこいいポートレートをSNSのアイコンにしている人を私も何人か知ってます。が、あらためて、熱気ある撮影現場の様子や、被写体となった人たちの、カメラの前に立ったときの戸惑いと嬉しさと不安とが入り混じった表情から、撮影していくうちに生き生きと尊厳を持った表情になっていく、そのひとつひとつの表情が、知らない人なのになんだかとても愛おしく感じ、なんて美しいのかと涙がポロポロでてきてしまいました。

サイトもカッコいい→ http://outinjapan.com

車椅子に座ってお話された岸田さんの「自分とは違う誰かのことを思いやり、適切な理解のもと行動する」という言葉が胸に迫ります。


歌うLGBTアクティビスト河野陽介さんの歌声やしなやかな物腰に癒されたり、青学で立ち上がった青山LGBTクラブの活動に感心したり、トランスジェンダーのかたと結婚や妊娠の話をしたり「カラフルな」1日でした。


2016年6月18日土曜日

10年前のマドレOGが双子の介助ボランティアに

双子の介助ボランティアに来てくれたみのりんは、なんと10年前のマドレ卒業生で、四人の子の母で、キックボクシングのエクササイズの先生。

子どもたちは高校2年、中3、小6、小5になったそうです。双子ちゃんも余裕であやしてくれて、頼もしいー!!ありがとう)^o^(


2016年6月16日木曜日

質を高く保ち多地域で展開するために必須の時間


月に一度のマドレ全体報告会。



この濃密な時間があることで、全国に散らばるインストラクターやスタッフが、定期的に自分たちの仕事を見つめ直し、言語化し、共有するということができる。

インストラクターひとりひとりの、情熱的な語り口と、力強い言葉。こうした熱いやりとりに、お互い刺激を受け、元気をもらい、また自分の現場である教室に戻っていきます。

標準化したプログラムを多地域で展開する際、その質を高く保つために必須の時間です。

2016年6月15日水曜日

さとにきたらええやん

映画『さとにきたらええやん』は ”日雇い労働者の街" 釜ヶ崎にある「こどもの里」を描いたドキュメンタリー。予想していたけど、今も思い出し泣きするほど心揺さぶられる作品で、最近は、会う人会う人に、この作品の話をしています。


隣る人』に並ぶ名作!…と思ったらプロデューサーも同じ大澤一生さん、編集も同じ辻井潔さん、隣る人の刀川監督もパンフレットに寄稿されていました。さすがです。最強のチーム。




「こどもの里」のことは3年前くらいに、大好きなSHINGO★西成のドキュメンタリーで知り、昨年公志園でご一緒したHomedoorの小林大悟くんもそこでボランティアしてたとのことで一気に身近になった。私も遊びに行きたい。はい、きっと行きます。


里のスゴさは話にはきいていたけれど、映画によって、そのすごさがリアルに迫ってきた。ここには、真の多様性、包摂、寛容、エンパワメント、尊厳が、ある。精神論ではなく、それを生きる人々がいる。血縁、婚姻に閉じない子育て、それはユートピアというよりは、DV、障がい、貧困、いろいろな壮絶な生きづらさをサバイブしていくなかで自然発生的に作り上げられていった場とつながり。


映画の終盤、映画館の客席のあちこちからすすり泣く音がきこえるシーンがある。こどもの里で暮らすマユミの送別会で、館長のデメキンがマユミに語るシーン。あんな風に全力で関わってくれて、こんなことを全力で伝えてくれる大人がいることのパワフルさ。あんなに力強い心からの言葉、実の親にも言われたことない人も多いんじゃないかな。私もそうです。私はあのシーンを思い出すだけで電車のってても涙がでてきてしまいます。



「こどもの里」は2013年にNPO法人格を取得し、現在は「認定NPO法人」の取得を目指し、個人からの寄付を募っているそうです。なにしろ、どんな人でも来られるように、ここでは親子からは利用料をとっていないのです。私も映画を観たその足で郵便局に寄って、少額ですが寄付して来ました。



『さとにきたらええやん』は東京では東中野のポレポレ東中野で1日3回上映しています。(12:20/14:40/18:50)ポレポレは東中野の改札から徒歩2分くらい。1Fカフェのカレーやチャイも美味しいし、とっても味のあるいい劇場です。たくさんの人に観てもらいたいです。

公式サイト
http://sato-eeyan.com




2016年6月10日金曜日

女性活躍推進のレバレッジポイント 積極的な育休活用

「女性活躍推進のレバレッジポイント 積極的な育休活用」セミナー無事開催いたしました。産前から出産直後の安静期を支えるドゥーラ協会、産後のリハビリ期に心身を鍛えるマドレボニータ、社会復帰準備のリハビリの機会を提供するサービスグラントのママボノプロジェクト、という、産前・産後を切れ目なく支援する3社合同の非常に充実したセミナーとなりました。たくさんの企業の人事担当やダイバーシティ推進担当の方が足を運んで下さいました。

私からはキーノートスピーチとして、積極的な育休活用の必要性についてお話し、そのあと、産褥期、リハビリ期、社会復帰準備期にそれぞれ、母となった女性はどのような状態にありどのような過ごし方をするとよいか、そのために企業はどんなサポートができるかについて時期ごとのお話がありました。

スライドはこちらです。
http://www.servicegrant.or.jp/download/files/sekkyokuteki_ikukyu_siryo.pdf

そのあとは、育休を「なんとなく」ではなく「積極的に」計画し、ドゥーラやマドレボニータで心身を回復させ、サービスグラントでプロジェクトに責任ある立場で携わる経験をして、職場復帰後も活き活きと活躍している女性たちの生の声をきく、パネルディスカッションを行いました。これらの女性たちの生の声を改めて伺って、産前産後というピンポイントの短い時期に、集中して適切な働きかけをすることが、その後のパフォーマンスやモチベーション、ひいては生き方そのものに大きな好影響をもたらすのを再確認しました。つまり、短く見えにくい時期なので流されてしまうこの産前産後の時期を、例えば企業が適切にサポートすることは、小さな投資で大きく長期的な効果を得られるという意味で、レバレッジポイントとなるのだと。離職した人のかわりとなる人の採用や育成のコストを抑えられることや、育休から復帰した人が、より視野を広げてモチベーション高く仕事に復帰して生み出す生産性、ということを考えてもその意義をわかっていただけるのではないかと思う。

障がいのある児の家族サポートについての勉強会

マドレボニータでは2011年より、ひとり親、多胎児の母、障がいのある児の母など、より支援が必要な母たちに、産後ケア教室の受講料を全額補助する制度を運営してきました。これまでの利用実績は473組。「この制度がなかったら、教室には来れなかった、この制度に救われた」というリアルな声に手応えを感じつつ、一方で、この制度からもこぼれ落ちてしまう人たちがいるということも、調査からわかってきました。それは、障がいのある児の家族でした。


そこで、今年度は、合同会社西友からの助成をうけ、認定NPO法人フローレンスの協力を得て、障害児保育、障がいのある児の家族サポートについての勉強会と、「NICU・GCU入院児の両親のための講座」を3回ずつ実施することに。

ちなみに第一回目の勉強会では荻窪の障害児保育園ヘレンの見学もさせてもらいました。勉強会第二回となる今回は5/15に開催した「NICU・GCU入院児の両親のための講座」を振り返りつつ、その知見を共有し、残り二回に向けてのブラッシュアップをし、その他、ダウン症協会理事のの水戸川真由美さんや、フローレンスの障害児保育事業部の森下さん片山さん、にお話を伺ったりして、障害児保育、障がいのある児の家族サポートについてディスカッションしました

この取り組みを企画して進めてくれている太田智子事務局次長(もこちゃん)が、この勉強会の案内文に書いてくれた目的は以下の通り。
【目的】
・5/15の初回講座の開催報告と振り返り→団体全体で知見をシェアする
・障がいのある児の母や父に対して、マドレボニータができることをあらためて考える、また産後ケアバトン制度を通じての各インストラクターやスタッフの経験をシェアしたり、専門家への質問で団体全体の受入れスキルのボトムアップを図る

次回の講座は7/24(日)9/11(日)10-12:00会場は勝どきです。カップルで参加しやすいように週末の開催です。参加費は無料。身近に該当する方がいらしたら是非教えてあげてください。


「はたらく」というのは、人間の基本的人権のひとつだと思っています。子どもは社会で育てるもの。親の所有物でもなければ、親が全てを捧げる存在でもありません。保育は大事な大事な社会的資源であり、障害児にもそれは適用されるものであるべきであるとともに、子どもにとっても、集団のなかで愛されることは彼らにとっての基本的人権だとおもいます。

疲れてる自分に「ワクワク」という気持ちが「再び湧いてきた」


私が木曜日に教えている吉祥寺のマドレ5月コース終了しました!


産後は目の前のことに追われる毎日だけど、教室に来て少し先のことを話したりする時間が持てると、自分でもびっくりするほど前向きになるという効果を体感。


毎日疲れてる自分に「ワクワク」という気持ちが「再び湧いてきた」ことに嬉しくなったり。


終わったあとはみんなでランチに行かれてました。もちろん大盛りだってーw みなさんお元気でね。またね。

7月コースも受付中です。
http://www.madrebonita.com/wordpress/?page_id=181

赤ちゃんよりもピュア

今日は5月コースの最終回。
たった3週間前の初回は、赤ちゃんを連れてスタジオにたどり着くだけでも不安だしタイヘンだったのが、今日はサクッと腹筋250回をこなす安定感、シェアリングでは情熱を持って語り、ピカピカの笑顔で記念撮影、その後のランチはもちろん大盛り^o^ 。赤ちゃんも成長するけど、その傍にいる大人も成長する。心からの笑顔がすがすがしい。真摯に自分に向き合った産後女性の偽りない表情は、赤ちゃんの笑顔よりもピュアに見えます。

マドレ産後ケア教室@吉祥寺7月コースも受付中です。スタートは来週。毎週木曜日10-12:00。全4回です。
赤ちゃんの同伴は生後210日まで。
http://www.madrebonita.com/wordpress/?page_id=181

踊りには、からだを200%つかう!

今日は朝からTシャツが絞れるくらい汗をたくさん流して踊りました(^o^)/ いろんな地域からマドレ卒業生が続々と参加してくれて嬉しい。



踊りには、からだを200%つかう!
自分のもってるもの(からだ)を最大限活かすという行為は本当に気持ちがいいものです。


次回の踊れるからだづくり講座は8/6(土)10:00-11:30会場は阿佐ヶ谷です。カレンダーチェックしておいてください。初心者大歓迎です!マドレOGの皆様、リユニオンがてら、からだ動かしにきてね。

マドレ1DAYラーニングジャーニー

今日は朝から丸一日かけてマドレボニータの1DAYラーニングジャーニーというワークショップをおこないました。

ただいま、産後セルフケアインストラクター養成コース10期生がトレーニング3週目を迎え、インストラクターになるための身体スキルや指導法などを身につけている最中なのですが、このタイミングで実施されたラーニングジャーニーは、こうした目に見えるスキルを支える、さらに根底の土台となる精神性を磨くための集合ワークショップです。

「精神性」という、目にみえないものは、どうしても、「心がけ」や「人間的成長」などといって抽象的な扱われ方をしてしまいがちですが、この1DAYラーニングジャーニーでは、レジリエンスとは何か、価値観とは何か、共感力、自己共感力とは何か?それらは何故、インストラクターにとって必要なのか、もっというと、なぜ、人として身につけるべきものなのか、といったことを自分たちに理解できる言葉で定義し、それらを身につけるために、手を動かし、対話をしていく、まさに、仲間と切磋琢磨しながら創造性を発揮していく学びの旅…といった時間でした。

今回は10期生の4人のために開催されたこの会ですが、現役の認定インストラクターやマドレボニータの正会員さんにもお声をかけ、14人という賑やかなグループでおこなうことができました。


最後に、今日みなさんにシェアしたセオドアルーズベルトのソルボンヌ大学でのスピーチ
https://en.wikipedia.org/wiki/Citizenship_in_a_Republic
私なりの日本語訳をつくったのでこちらにシェアします。けっこう英語の原文はレトリックが凝っていて訳しにくいのですができるだけシンプルな日本語になるように訳してみました。
It is not the critic who counts; not the man who points out how the strong man stumbles, or where the doer of deeds could have done them better. The credit belongs to the man who is actually in the arena, whose face is marred by dust and sweat and blood; who strives valiantly; who errs, who comes short again and again, because there is no effort without error and shortcoming; but who does actually strive to do the deeds; who knows great enthusiasms, the great devotions; who spends himself in a worthy cause; who at the best knows in the end the triumph of high achievement, and who at the worst, if he fails, at least fails while daring greatly.
April 23,1910 Theodore Roosevelt
ただ批評をするだけの人に価値はない。がんばっている人がつまずくのを指摘したり、もっとうまくできたと粗探したりするような行為には何の価値もない。真に称賛されるべきは、実際にアリーナに立ち、汗と埃、血にまみれながらも、勇敢に戦った者である。失敗し、あと一歩で届かないことの繰り返しを経験した、そんな者が名誉に値する。どんな努力にも失敗と弱点はつきものだ。それでも現場で奮闘した者、偉大なる熱意、偉大なる献身を知る者、価値ある志のために全力を尽くすことを厭わない者。うまくいけば最後には勝利を手にするかもしれないが、最悪の場合、失敗に終るかもしれない。だとしても、少なくとも彼らは全力で果敢なる挑戦をした。真に称賛されるベキは、そんな挑戦者である。
1919年4月23日 セオドアルーズベルト

以上です!


マドレボニータのインストラクターをめざす10期生のみなさん、明日から、またフレッシュな気持ちでがんばってね!みんなで応援していますヽ(´▽`)/ そして、今日のこの学びの場にコミットしてくださった認定インストラクターの先生がた、正会員、スタッフのみなさまありがとうございました。

終わったあとは、今年の合宿実行委員会のメンバーと下北のコリアン食堂に移動してビール飲みながら合宿の企画会議!今年の合宿のプログラムの骨子ができましたよ。飲みながらだけどすごくよいものができたとおもう!(*^-^)


梅雨入りしたけど6月コース元気にスタートしました!

梅雨入りした吉祥寺の木曜日も雨、ですが6月コース無事スタートしました。今月は双子ちゃんもご参加。介助ボランティアの古谷さんは昨年、やはり双子をつれて産後ケアバトン制度をつかって池袋教室に参加したという双子の母。あかちゃんをつれてお出かけとか、こういう所に参加するとか諦めていたのだけど、マドレのこの制度を見つけてお出かけにチャレンジできたと。

双子でなくても、こういう場に参加するのは勇気のいること。先月のコースのアンケートが続々と届いているのだけど、参加するのはとても勇気がいった、運動についていけるか不安だった、だけど先生の落ち着いた声や優しい教え方で安心して参加できたというアンケートの声をおききして(あ、手前味噌ですいませんっ)本当にここにたどり着いてくれてありがとう!という気持ちでいっぱいです。

レッスン終わる頃には雨もやんで、みなさん「おなかすいたー!」といってランチに行かれていました。来週も、いい汗をかいていきましょう(^o^)/

2016年6月5日日曜日

インストラクター達が心をひとつにする日



第三木曜日は、全国のインストラクターが集まる報告会です。ここにいる倍以上の人数が、オンラインで繋がって参加しています。全国に散らばるインストラクターが、心をひとつにする貴重な時間。

この報告会は毎月、丁寧に準備されています。渾身の報告書が一枚一枚丁寧に読み込まれ、その中から今月のエピソードが選ばれ、前日までにアジェンダが編まれる。

今日選ばれた三つのエピソードも突き詰めると一つのテーマに集約されることに、議論しながら気付いたり。これはあまりにも深いテーマだからもうすこし掘り下げて語りたいということで来週の報告会や合宿のアジェンダにつながったり。

日々、産後女性に向き合っていく中で、仲間と分かち合いたいテーマは次々出てくるし、掘り下げれば掘り下げるほど、その深さに魅了され、もっと語りたくなる。こんなとき、価値観を共有し、高いスキルを共にみがきながら、共に活動する仲間がいることは、とても心強く、パワフルなことだ。


2016年6月4日土曜日

WE WORK HERE@みどり荘2

いつもお世話になっているシェアオフィスみどり荘2で、自由大学の新講義「WE WORK HERE 」の講義4回目にゲストとしてお話させていただきました。
みどり荘の素敵な内装や、出入りする人たちの自由な空気が大好きです。

みどり荘の企画で100人のはたらくをまとめた本がもうすぐ完成するそうです。私もそのうちのひとりにはいっています。はたらくを語るっておもしろい。本の完成が楽しみ。
https://freedom-univ.com/lecture/we_work_here.html/